
Voice — 常務取締役
社長の意思やビジョンを的確に実行に移し、全社一体で売上拡大を目指す。
常務取締役
常務取締役
民需開拓を進め、売上規模を3倍に
製造部門の体制再構築も視野
―2026(令和8)年4月、常務取締役に就任されました。これから挑戦していきたい目標はありますか。
会社の売上規模を現在の3倍に成⾧させることを目標にしています。そのためにも、これまで強みとしてきた海上自衛隊からの艦艇事業を大切にしながら、新たな事業の柱を育てていきたいと考えています。
防衛予算は近年増加傾向にはありますが、その時の政権や国際情勢によって影響を受ける可能性があり、長期的に見ると不透明な部分があります。また、艦艇は受注から完工までに数年かかるため、年間の建造隻数が少ない時期にどう売り上げを確保するかという課題もあります。艦艇事業だけに売上高が偏重するのは好ましい状態ではありませんし、現状維持を考え始めると事業は縮小していきます。そのため艦艇事業で培った技術をベースに民間企業との取引を増やしていきたいと考えています。例えば艦艇に納入している「配管のバルブ(弁)を開閉する駆動装置」は商船にも仕様を変えて提供できますし、駆動装置単体も建設機械などに応用できます。今年度から、少しずつそうした動きを始めています。
―実務において社長との役割分担などはあるのですか。
今は基山工場の製造部門を中心に見ています。民間企業からの製品受注を見据え、中長期的には生産に弾力性を持たせるための組織改編や設備・倉庫の整備なども進めていきたいと考えています。例えば生産量が増えたとき、短時間勤務スタッフを増やして対応することも一案です。現在も二人、短時間勤務をしてもらっている女性がいます。お子さんが熱を出したときは休みにするなど柔軟に対応していますので、地域の雇用にもお役に立てると思っています。その上で社員がやるべき仕事とスタッフにお任せする仕事を明確に分類することで生産効率も上がるはずです。そうしたことを進めるためにも、まずは現体制における課題の洗い出しを行っています。

社員とその家族のことまで考えた経営
適材適所で社員の成長を促したい
―社⾧を支える常務としての役割について、どう考えていますか。
社⾧の意思や描くビジョンを的確に受け止め、それを現場で実行に移していくことが私の役割だと考えています。判断のスピードと行動力を大切にしながら、会社全体が同じ方向を向いて前進できるように支えていきたいです。社長からは「お客さまはもちろん、社員とその家族、協力会社とその家族のことも考えて、経営していかないといけない」と言われており、そのことは肝に銘じています。
―日々の業務や、チームを率いるうえで大切にしている信条はありますか
日々の業務では一人ひとりの能力や適性を見極めたうえで、最も力を発揮できる仕事を任せることを大切にしています。仕事の初動段階では方向性にずれがないかを丁寧に確認し、その後はできる限り本人の考えや進め方を尊重します。任せることで責任感が生まれ、社員それぞれの成⾧にもつながると考えています。

―最近の趣味や大切にしている習慣はありますか
朝は5 時頃に起きて頭の整理をする時間を作っています。中長期的に取り組まなければならないことをどう進めていくべきか、ゆったりと考える時間を持つことで、その日のスムーズな判断や行動につながっていくと感じています。休日はまだ子どもが小さいこともあり、家族との時間に充てることが多いですね。自らの子育て経験を通じて、社員が安心して結婚、子育てをしながら働ける環境づくりの重要性も感じています。家庭に心配事があると仕事に集中できませんからね。
―求職者や若い世代へのメッセージをお願いします
当社はこれまで防衛省向け製品を中心に事業を展開してきましたが、現在はその枠を越え、事業の多角化に本格的に取り組んでいます。会社が成⾧していく過程では、新しい挑戦や学びの機会が数多く生まれます。それは同時に、意欲ある社員が活躍できるポジションや役割が広がっていくということでもあります。自ら仕事を吸収し成⾧していきたい方にとって、とても面白い環境だと思います。
当社は30~40代の社員が少ないため20代でもしっかりとした考えを持ち、行動力のある社員はどんどん仕事を任せていきます。あわせて他社で経験を積んだ方にも将来の幹部候補として門戸を開いています。会社の未来を一緒につくっていきたいという意欲のある方と出会えることを楽しみにしています。

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